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アトリエのすすめ

2017/7/31

先ほど学生と話していて気がついたんですが、
大いにアトリエ事務所について誤解があるので一言。

アトリエの労働環境が全部悪いというのは嘘ですよ。
ひどいとこもあるかもしれないが。

少なくとも手塚建築研究所は日曜あるし土曜は来なくてもいい。 朝はスタート10時。彼氏や彼女とデートしたいんなら夕方帰ってもいい。 夕方になるとちょいちょい集まって飲み会もしてます。大抵忙しい私は省かれてますが。 払いだって日建設計には敵わないが、それなりに払ってる。 数字は社内で上下があるので言えないが絶対悪くない、一階にはたまたまだけど保育園があって、 子育てには補助も出してる。子育てしたい女性はフレックスタイムもOK。BBQパーティー、社内ロックバンド、登山部、 部活もいっぱい。社内恋愛OK。

もちろん入社したての人は無理したりします。 だって全然仕事できないんだから。猫の手も欲しいと言いますが、入社したての人はやっぱり猫です。 経験者が30分で終わることが、一週間かかってもできない。そこ通過しないと一人前にならない。 逆に言えばそこ通過すればどこ行っても一生食える技術が身につきます。この点について手塚建築研究所は自信満々です。 そこがアトリエの凄いとこです。ただし何となく役に立ち始めるまでに三年。 仕事任せられるようになるまで五年どうしてもかかります。そのくらい建築ってのは難しい。 しかしだから凄い。面白い。もちろん経験者も無理することはある。それは私もいっしょ。 それは義務じゃなくて想いだからね。

だから建築学科を卒業する学生はアトリエ行こうよ。 人生一回なんだから。大切なことは生きていて良かったと思う仕事をすること。 建築を作ると涙が出るぐらい素晴らしい出会いや出来事に出くわします。 20パーセントぐらいのお金の違いで若い頃の時間を売らないでほしい。 若い頃は二度と帰って来ない。誰もが屈託無く教えてくれるのは若い時だけ。
覚えといてください。

2017年7月30日
手塚貴晴

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