リンポチェとは輪廻再生の記憶を持つ方のことを言う。この写真の左手前のお坊さんがそれにあたる。大変に高位な方だそうである。その方とWholness全体性とは何かという問答をさせて頂いた。Genlaの通訳を通した。いまいち噛み合わなかったのは、私の不信心の成す業であろうが、一つだけ理解ができた。この地ではそう言うことが議論するまでもなく体感として記憶されているのである。要は「自分は存在しない。」というのが唯一の答えであった。シュニアータである。そう言えば、うちの息子が「小学校五年生ぐらいまで僕は昔の人生の続きを生きてたからね。」と言っていたことを思い出した。彼は日本のリンボチェなのかもしれないが、そのころ彼は慶応幼稚舎に通っていた。彼はその記憶を役立てられているのだろうか。
Jhamtse Gatsal Children’s Community