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五日目 酔っ払いのスケッチ

2022/12/3

千鳥足の酔っ払い。スケッチを描こうとするが、どうしても集中できない。ヘロヘロの線である。2枚目から水彩はやめて筆ペンに切り替えた。酔っ払っていてもなんとか筆なら描ける。一階は石造である。隙間に土と小さく砕いた石が詰められている。その上に木造が載っている。面白いように二階は一階より大きく張り出している。多分雨から石造の壁を守るためではないかと思う。石造と言っても目地が土なので、雨にさらされると崩れてしまう。2回の木造は嵌合結合である。ただしなぜか楔が見当たらない。梁の頭は差し込みやすいように丸くなっている。材木は細く薄い。大きな木は使っていない。だから住宅は森林破壊の犯人ではない。2階の壁は3種類ある。網代。竹編。それから板。多分板が一番高級な材料だと思う。その内部にスサを混ぜた土が塗られている。屋根は残念ながら全てトタンに変わっているが、かつては天然スレートであったという。

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