屋根の家を新しいクライアントに見せると仕事を断られる事件が続いた。その一方でメガホンハウスを見せると、必ず仕事になる。そう。屋根の家の家は劇薬なのだと気がついた。人は屋根の家を恐れる。「こんなの作られては堪らない。こいつらと付き合うのはやめとこう。」と思うのであろう。奥さんは「普通の家なのに。。。」と言うが、これは事実である。「ご夫妻では日常であるが、やはり異常なのか。」それで、できるだけ屋根の家は見せないようにして、メガホンハウスに案内するように心がけた。仕事を断られてはかなわない。
ところがその中で、どうしても「屋根の家を見たい」という人達が現れるようになった。そういった方達は、手塚建築研究所という組織に仕事を頼みたいのではなく、屋根の家が欲しいのである。そういう人たちは、極端に右寄りである。思想的な右寄りという訳ではない。ともかく極端な人たちである。今思うとそういう人達が、後々の手塚貴晴手塚由比の芸風を作り上げてきたことに気がついた。ふじようちえんの園長先生。ドミノハウスの松岡さん。縁側の家の東畑さん。(その他は思いついたら書き足す。)




