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西粟倉村その1 あるものでなんとかする。

2023/5/8

最近「なんとかなる」という話が多い。直近では抱僕の「希望のまち」。「わたしがいる。あなたがいる。なんとかなる。」この種の話は「なんとかなる」、「なんとかなるんじゃないか」「なんとかなる気がする」という、恐ろしいほどの楽観論に支えられている。しかし、この思い込みなしに世の中は動かない。世の中に当たり前に無いことをしようとする時には困難がつきまとうのは当たり前。無いから頑張る意味がある。だけどよく聞いてみると「あなたがいる」というのはオレで、「わたしがいる」というのはアンタで、「なんとかなる」というのは「なんとかシヨウゼ」ということだと最近気がついた。巻き込まれる私もバカであると思うが、そのバカを巻き込む「わたし」はすごい。「わたし」は結局1人から始まるからである。奥田 知志牧師はその怪物であるが、もう1人すごい人に出会った。西粟倉村の牧 大介さんである。

普通であればどうにもならない過疎の村をなんとかする殊勝な人である。西粟倉には有田や倉敷のような文化遺産級の街並みは残っていない。世界遺産になるようなジオパークもない。あるのは里山とわずかな田畑。ここを最先端の村にしようという試み。どういう最先端にするかはこれから。

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