Message

Back

ふじようちえんについて その1 ふじようちえん

2023/5/8

手塚というとドーナツ屋さんだと思っている方が多い。「いやいやドーナツだけではないです。アンパンもクロワッサンもやってます。」と、そういう時は茶化すのであるがどうにもならない。そのくらい手塚と言えば「ふじようちえん」だと思っている人達が多い。いっそのこと雇って貰おうかと思うぐらいである。我々は教育者でもないし経営者でもない。建築家である。不思議である。国内外の教育機関から講演の依頼が毎週のように来る。今や「ふじようちえん」が我々の人格そのものにピッタリと重なり抜け出せなくなっている。まあ抜け出す必要もないのであるが。同様に「ぐりとぐら」というネズミのキャラクターに我々夫婦は重ねられる。赤と青のネズミ二匹がカステラではなくドーナツを焼いているという構図である。馬鹿馬鹿しいが嫌かというとそうでもない。やはり建築家というのは応援団なのだろう。

福音館記事

https://www.fukuinkan.co.jp/mail_magazine/sample_vol146.html

Facebookでシェア
Twitterでシェア