「サンジ!もう3回目だぞ。今度こそ職業を決めなきゃダメだ。」
「もう決めてる。」
「そうか?」
「料理人になりたい。」
サンジは寝坊助だ。キッチンの朝は早い。それは無理だ。。
「朝早いぞ。ホントにやる気か。」
「やる。」
そうしてサンジの料理人修行が始まった。
すると、ゲンラの心配を他所に頑張るサンジ。
「頑張ってるな。」
「料理が3つできるようになれば、給料を払う。」
「わかった!」
それから6年。彼は立派な料理人になった。
ゲンラの言わんとしたことは一つ。
「すべての人には生まれてきた理由がある。」
「人は皆違う。彼は居場所を見つけたんだ。」
何でも偏差値で測ろうとする日本社会にとって、
耳の痛い言葉である。